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昨日5月11日、ジャカルタのJKT48劇場でJKT48待望のニューシングル「RIVER」の販売が開始されました。販売イベントは大盛況で、かなりの行列が出来ていたようです。現地の様子をリポートしたファンのブログ記事を見つけたのでご紹介します。オススメです!


JKT48のシングルCDRIVER」の行列


僕は今日、新しい経験をしてみた。これまでにJKT48劇場で特別イベントが何度もあったけれど、僕は遠くから眺めているだけだった。あの行列を見るだけでウンザリしていた。まあ、楽しいことは色々あるとは思うのだけれど。

 

でも、劇場で行われているたくさんのユニークなイベントを見てきた結果、今回は試しに参加してみることにした。他のファンたちに混じってJKT48の最新シングル「RIVER」の行列に加わってみた。今日、CDを購入したファンたちの注目を集めたのは来月の61日に行われる個別握手会チケットだった。

個別握手会? 握手会って何? なんでそんなものが注目を集めるのかって? そう、これは本当にスゴイものなんだ。初めての個別握手会はおよそ1ヶ月前に行われた。すべての参加者は事前に劇場でアルバム「Heavy Rotation」のCDを購入して(劇場限定、他のお店はダメだよ)、申込用紙を手に入れていた。その用紙と引き換えに初めての個別握手会のチケットが手に入るって寸法だ。

 

個別握手会では、すべての参加者に10秒間、JKT48のメンバーと握手しおしゃべりをする機会が与えられる。たったの10秒!だから、もっと長く話していたければ、ファンはたくさんの「Heavy Rotation」のアルバムを買わなくてちゃいけない。たった一日のイベントになんと7000枚の握手会チケットが使われたという。つまり、アルバム「Heavy Rotation」は劇場だけで7000枚を売上げたって訳だ。JKT48の公式アカウントの最新ニュースによれば、劇場と各都市での直接販売を含めたCDアルバムの売り上げは7万枚に達したそうだ。これってすごい数字じゃないのかな?

 

今日のイベントは本当に賑わっていた。というよりも、ひしめき合っていた。行列に加わった誰もが個別握手会のチケットを手に入れようとしていたからだ。並んでいる連中がCD1枚だけ買って帰るわけがない。2枚、3枚と買う者もいれば、僕の友人には最高で16枚買ったヤツもいる。何枚も買う人たちは個別握手会のチケットを抜き取った後で、大抵は知り合いにもっと安い値段で売っているみたいだ。

 

どうしようもないくらいの混雑だった。今回のイベントを主催したJKT48運営とHITSレコードはこれほどまでに酷い行列ができるなんて考えてなかったと思う。11時にはすでに行列ができていたっていうのに、12時になってもCDの販売が始まらなかった。エレベーターやエスカレーターの前まで伸びた行列はさらに長くなっていった。その前にあるお店のオーナーからは間違いなく抗議の声が上がったであろうことは想像に難くない。


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訪れたファンたちはきちんと整列しており、幸いにも係りの手をそれほど煩わせることはなかった。ひとつ残念だったのは、行列が劇場の外(グッズとチケット売り場の前)へ出た時のことだ。右と左に仕切りをおいたスペースが行列の終わりまで続いていなかった。その結果、別の場所から仕切られたスペースへの割り込みが起こり、ちょっとした騒動になってしまった。

 

少し経つと、警備員がついに子供と女の子は列から出るようにと声を張り上げた。そして、より配慮が行き届いた列が新たに作られた。たまたまだけど、その時並んでいた僕の女の子の友達は押し合いへし合いでアップアップしていたそうだ。

 

僕が劇場の前(普段は劇場チケットの確認が行われる場所)にたどり着いたの1430分ちょうど。つまり、その場所にたどり着くまでに3時間半も並んでいたことになる。

 

劇場に入ると、全員に用紙が渡され、61日の握手会でどのメンバーに会いたいかを記入するように言われた。スケジュールはすでに詳細に決定されていた。後はこの用紙に記入するだけだ。そればかりか、僕たちが書き込みやすいように記入用のボードとボールペンの用意もあった。非常に助かった。

 

行列はなんと劇場の中でも続いていた。いつまで並べばいいんだろう(笑)。幸いなことに、劇場の中には様々なJKT48のビデオが流れるスクリーンがあって気を紛らわすことができた。中には、Youtubeに上がっていないようなJKT48のビデオも流れていた。メガ・コンサート(Mega Konser)の「Heavy Roatation」フルバージョンやシングル「RIVER」のPVの新作ショートバージョンなどだ。


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驚いたのは、その時シングル「RIVER」公式ビデオのフルバージョンが流されていたことだ。劇場内の喧騒があっという間に静まり、皆スクリーンに釘づけになった。ビデオはチームJのメンバーがオーディション会場に入るところから始まった。会場内には彼女たちに冷ややか目を向ける審査員が数名。そして、「ジェーケーティー...」というキナルのシャウトともに画面はショートバージョンにあったダンスシーンに切り替わる。ビデオはよくできていた。全体の光度がやや足りないように感じたが、編集は素晴らしい。ダンスの合間にはオーディションに向けてレッスンに励むメンバーたちのエピソードが挿入されていた。白い背景で取られた各人の個別ショットもあった。審査員たちがチームJのパフォーマンスにほほ笑みを浮かべて賛辞を送ったところでビデオは終わった。


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JKT48公式Twitterアカウントより

RIVER」のCD販売セクションは僕の時には5つのテーブルに分かれていた。一番左のテーブルにはガイダとゲビー、左から2番目にはソニアとアヤナ、その隣にはレナとキナル、右から二番目のテーブルにはベビーとシャニア、そして一番右にある最後のテーブルにはフリクサとソニャがいた。僕はソニアとアヤナのテーブルを選んだ。

 

購入を終え、劇場の外へ出たのはちょうど1540分。結局、僕は合計で4時間半も並んでたって訳だ。

 

それで、戦利品のCDはどうだったかって? 中にはトランプのカードが入っていた。下の写真は僕が撮ったカードのコレクション。イベントが終わった後で他のファンたちとお互いに交換したものだ。


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僕はこの「RIVER」のCDのデザインが気に入ってる。アルバム「Heavy Rotation」よりもずっと良い。ジャケットの表側や歌詞カードは素晴らしいと思う。ただ、ヒドイのは裏側だ。なぜだが分からないけど、デザイナーは紙が汚く見えるような模様を使っている。笑ってしまったのは、トラックリストの2と3が逆になっていて、訂正の紙が入っていたことだ。トラック1:RIVER(チームJ)、トラック2:桜の栞(チームJと研究生)、ドラック3:未来の果実(研究生)。

 

「桜の栞」はこのシングルCDで初披露されたものだ。声の感じがAKB48と似ており、ボーカルの雰囲気が良く出ている。カッコいい!

 

今日の出来事はこんな感じだった。ずいぶん長い投稿になってしまった。そういえば、僕が劇場から出てくる時に発表があったんだけど、今日発売された「RIVER」は一気に3000枚を売り上げたんだって。これってすごいんじゃないの?これから売上がもっと伸びていけばいいな。

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2013年5月11日、ファンの個人ブログより

[管理人コメント]
ファンの個人ブログ記事ですが、とてもよく書けていたので訳してみました。こうした現地レポート的な文章は普段訳しているメディアではなかなかお目にかかれないものです。ファンの手記というのも面白いものですね。いろんな意味で勉強になりました。

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