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今回は個人ブログからファンの声を紹介します(といっても、某地方紙記者の個人ブログですが)。選抜総選挙に立候補した高城亜樹に対する期待と不安をインドネシア人ならでは視点から冷静に分析しています。インドネシアのファンや総選挙のあり方を考える上で非常に参考になる記事ですので、興味がある方はぜひご一読ください。なお、今回の記事は2013年4月8日に書かれたものです(昨日になって初めてこの記事の存在を知りました...)。


あきちゃと選抜のジレンマ

20136月に行われる第5回選抜総選挙はJKT48ファンにとって特別の意味を持つ。現地選出のメンバーではないものの、あきちゃこと高城亜樹がインドネシアの代表として今回初めてAKB4832枚目のシングル選抜をかけて立候補したからだ。

周知の通り、20128月からあきちゃは仲川遥香とともに正式にAKB48からJKT48へ移籍となった。この2人のメンバーは今年の総選挙に参加する権利を有しているが、ハルカはすでに辞退する旨を正式に発表している。

 

あきちゃの総選挙参加はインドネシアのファンにとって誇りであり、同時に重荷でもある。その誇りに関しては、あきちゃが選挙実行委員会に立候補届けを提出し、その写真をツイッターへ投稿した際に垣間見ることできた。多くのファンがあきちゃが多くの票を獲得できるよう応援のメッセージを送ったのだ。

 

あきちゃの総選挙への立候補がJKT48に良い影響を与えることをファンは願っている。そのひとつが、あきちゃが選抜メンバーとなることで、JKT48の名が日本や世界でさらに知られるようになるというものだ。この願いは決して大げさなものではない。なぜなら、選抜メンバー入りした場合、あきちゃは海外各国へのライブツアーに参加することになるからだ。

 

話はそこで終わらない。日本のファンもインドネシア現地の支援者と協力して総選挙用のポスターを制作した。日本とインドネシアの票が組み合わさることで、あきちゃ票の底上げが期待できる。少なくとも、選抜メンバーに漏れたとしても、アンダーガールズより下がることはないだろう。

 

そうした期待はますます膨らむが、同時にファンが背負う負担も増していく。インドネシアの48ファミリーファンが今もなお分裂状態にあることはもはや周知の事実である。JKT48を軽んじ、AKB48NMB48HKT48、もしくはSKE48をより積極的に応援するものも多い。

 

JKT48ファンの間でも同様の事態が生じている。自身の推しメンに対するエゴを取り去ることはファンにとって容易ではない。今回の選抜総選挙に限り、ファン全員が団結してあきちゃに投票できるのだろうか。仮にできるのであれば、あきちゃにとって良い知らせであることに違いない。なぜなら、インドネシアの48ファミリーファンの投票におけるポテンシャルは非常に大きいと言えるからだ。

 

だが、別の問題として、実際に投票券を入手できるファンは果たして何人いるのだろうか。投票券を手に入れるためにファンには11の方法がある。その中で最も可能性が高いものがAKB4831枚目のシングルCDを購入する方法だ。

 

その証拠に、あるコミュニティサイトのファン有志は投票券付きCDの事前予約システムを立ち上げた。彼らはインドネシアへ届けるためにCDの価格は20万ルピアに達すると予測している。懐に余裕のない者は、その金額を複数の友人と分け合っても構わない。

 

その後、CDと特典は当事者の合意に基づき分配される。投票券のみは事前予約の主催者に渡し、全ての票があきちゃに投じられることになる。ファン有志たちによって何枚のCDが注文されたのかは分からない。だが、多くのCDが購入されるように彼らの取り組みが期待されていることは間違いがない。

 

ファンの考え方にも言及する必要があるだろう。インドネシアでは一体どれほど多くのファンがタダであれば良いと考えているのだろうか。彼らは投票するために身銭を切ることはなく、心からの声援のみを送る。それはJKT48に関連したいくつかのSMS投票に見て取ることができる。ネット上での投票と比較すると、SMSの場合は投票数の伸びが鈍い。

 

今回の選抜総選挙が支出を伴うことのないネット上での投票であれば、私自身なんの不安を抱くこともない。あきちゃの大量得票は約束されている。だが、そうでなければ一体どうなるのか。CD販売は運営にとって収益を上げるためのビジネスの一部なのだ。

 

JKT48運営があきちゃの選抜参加に責任を持つのであれば、話は違ってくる。どのような形式であるかは分からないが、おそらく最も簡単なものが、投票券付きCDをインドネシアのファンが簡単に入手できるよう便宜を図ることだろう。この提案は実行に移されるのか。全くもって不明だが、近いうちに運営からのお達しがあることを願うばかりである。

 

仮にこれまで述べてきたとおりであるとすれば、JKT48ファンは行動を伴わないプライドに胸を張っているだけなのだろうか。懸念されるのは、あきちゃがすでにインドネシアのファンに大きな期待を抱いてしまっていることだ。非常に大きな支援を行いたいという希望があっても、インドネシアのファンにはできない事がいくつもあるからだ。

 

こうした考えはおそらく極端なものだろう。だが、あきちゃが総選挙で結果を残せなかった場合、その後で何が起こるかを想像する事に問題があろうはずもない。あきちゃはJKT48、そしてインドネシアのファンに失望してしまうのだろうか。AKB48からJKT48への移籍がキャリアになんのプラスももたらさないと分かった時、あきちゃはこれまでと同様の気持ちでいられるのだろうか。

 

日本やその他の地域のファンはどうだろう。彼らはJKT48のことをさらに下に見るようになってしまうのだろうか。そんな考えが頭をよぎる。私にとって、インドネシアのファンがさまざな限界を抱えていることを勘案すれば、あきちゃの今回の総選挙参加はジレンマ以外の何者でもない。

 

大量得票を目指す上で、あきちゃにとって他の選択肢はない。選抜メンバーへの選出は間違いなく大いなる夢だが、あきちゃがアンダーガールズから外れることはあってはならない。これは譲れない一線だ。JKT48が海外で羽ばたく姿を見たいのであれば、インドネシアのファンが団結し身をもって行動してくれることを望む。

 

こうした考えが単なる杞憂で終わることを願ってやまない。そして、総選挙への準備とインドネシアのファンへの期待に関してあきちゃに取材できるよう祈っている。And yeah, i’m ready to vote Akicha even she’s not my oshimen.

201348日「dhimasginanjar.com」

Akicha dan Simalakama Senbatsu (Catatan 1)

【管理人コメント】
ちなみに、今回のブログ記事を書いた記者がその後書いたであろう新聞記事がこちらです。
JKT48高城亜樹、選抜総選挙へ向けた一年間の努力

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