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アイドルについて語り始めると、この女の子はもう止まらない。アイドルのためならどんなことでもやってのける。空港でのアイドルの追っかけ、ツイッターでの情報収集からお気に入りのアイドルに会うために劇場まで出かけていく。そうした献身的な努力の甲斐あって、ついに彼女はメンバーたちからも知られるようになった。ガニョンと呼ばれるこの女の子はガールバンドの少女時代とアイドルグループのJKT48の大ファンだ。この「SONE スマラン」の管理人はいったいどのようにして熱狂的なファンとなったのだろうか?以下に、彼女のツイッターアカウント(@aitakattroll)を通じて、インタビューを行なった。
いつからアイドルを好きになりましたか?
実は小さいころからファンでした。小学校の頃はウェストライフ、中学校は「インドネシアン・アイドル」のボーイバンド、2009年になって初めてK-popを知り、少女時代が好きになりました。

女性の多くは男性アイドルに興味を持つ傾向にありますが、どうして女性アイドルを好きになったのでしょうか?
女の子が男性アイドルに興味を持つのはきっと彼らのフィジカルな面に目を向けているからでしょう。でも、女の子が女性アイドルのファンになるのはよりインスピレーションを感じられるからだと思います。かっこいい女性を見れば、私たちもインスピレーションを受けますよね。

好きな曲は何ですか?
たくさんありますよ。例えば、「in to the new world」などです。歌詞が素晴らしいです。愛や恋を強調していないし、私たちがどうやってやる気を出し、夢を掴むかについても歌っています。

あなたのアイドルレベルは神のレベルに達しているようですね。アイドルの最新情報はどうやって入手しているのですか?
いや、そんなことはありません。神なんて言葉、一体どこから出てきたんですか(笑)。私は情報の大半はツイッターから入手しています。例えば、韓国の熱心なファンのアカウントをフォローして情報を得ます。その人は英語を使ってつぶやいてくれるので、私たちにも理解できます。その後は自分のアカウントでその情報をシェアします。ツイッターの情報というは本当にすごいスピードで広がりますよ。

そうやってアイドルを応援している訳ですが、あなたにとってどのようなプラスをもたらすのでしょうか?
基本的に、自分の楽しみのためです。時には、そうしたものを見ていることで多少はモチベーションが高まることもあります。自分なりの方法で夢を実現させてみたいな、と。ただ、今は本当に自分の楽しみのためです。働いてばかりじゃ、つまらないですよね(笑)。

どうして少女時代から48ファミリーのファンになったのですか?
少女時代のファンをやめた訳ではありませんが、始めはコンセプトに惹かれて、AKB48を好きになりました。その後でジャカルタに姉妹グループができると聞いて、JKTと48ファミリーのファンになりました。

JKT48の推しメンは誰ですか?
私はステラが好きです。メロディーはちょっと完璧すぎるので。ステラが好きなのは、彼女がよく怒るからです。なんだか私たちと変わらないんだなと。

少女時代は誰が好きですか?
ジェシカです。

少女時代とJKT48を好きなった後で、あなた自身にどのような変化がありましたか?
財布がすぐ軽くなるようになってしまいました。アルバムや彼女たちに関するグッズを色々とコレクションするのが好きなものですから。JKT48の場合は劇場公演や直接販売もしょっちゅうあるので、財布の中身はあっという間になくなってしまいますが、問題ありません。楽しめればそれでいいんです。

そして、彼女たちは自分たちの分野でそれぞれの夢を持っています。そう、誰もが夢を持っているんです。いつの日か彼女たちのようになれればいいなと思っていますが、それは私自身の分野においてです。彼女たちが夢を追いかけることで、私たちも彼女たちから自分の夢を追いかけるということを学べるのです。

アイドルにハマっていますが、今はどのように感じています。
少なくとも、癒されているなと思います。息苦しさのようなものが消えていくんです。そんな気分になるくらいなら、楽しみのためにアイドルを追っかけていきたいですね。

アイドルの追っかけをしていて、面白い経験をしたことはありますか?
ありますよ(笑)。話はこうです。この前、JKT48がスマランで初めての直接販売を行なった時は、スマランのファンたちが空港まで迎えに行くくらい、本当にスゴイ騒ぎになったんです。たまたま記者をやっている友人がJKT48を取材するというので、私も記者の振りをして付いて行くことにしました。そうしたら、私たちは本当に長い間待つことになってしまって、ジャカルタからのフライトスケジュールをすべてチェックする羽目になりました。JKTのメンバーがいるかもしれないですからね。それで、ちょうどご飯を食べている時に、地元ラジオのスタッフがJKTを出迎えたという話を聞いたんです。結局、私たちはJKTの出迎えの話を追っかけに行っただけでした...(笑)。

JKT48のメンバーには会ったことはありますか?
しょっちゅうですよ。でも、それほど頻繁ってことはないですかね。少なくとも月に1度、ジャカルタに劇場公演を見に行った時は会っています。メンバーの中ではステラと仲がいいです。

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どうしてJKT48が好きなんですか?
それはインドネシアで唯一のアイドルグループだからです。アイドルというコンセプトを持ち、それをしっかりと実践しています。彼女たちはまたインドネシアの代表でもあります。東京へ行けばインドネシア語で歌う訳ですから。私たちの国をプロモーションしてくれています。日本のアイドルだけがインドネシアで多くのファンを持っている訳ではありません。インドネシアのアイドルだって日本でたくさんのファンを持つことができるんです。

整形手術について聞きたいのですが、アイドルの整形手術に関して、あなたはどうおもっていますか?
私自身は問題ないと思っています。韓国のアイドルはビジュアルを売りにしているので、整形手術はもはやおかしなことではなく、むしろ、必要とされていると言えるかもしれません。でも、私たちはアイドルをたったひとつの視点だけで判断してはいけません。実際にそれぞれのパーソナリティーを知れば、そういった事を気にかける必要もなくなります。あの人たちは整形手術をしていますが、私たちのお金を使っている訳ではないのですから。

アイドル好きとして叶えてみたい夢はなんですか?
少女時代とAKB、もしくは48ファミリーのコンサートを観ることです。日本にも行きたいし、韓国にも行きたいです。日本の4つの劇場も見てみたいです。

ガールバンドに関して、韓国と比較した場合、インドネシアはどうですか?
どうでしょうか。インドネシアではコンセプトがまだはっきりしていないように思います。まだちょっと物足りないし、メンバー個人の個性も出せていません。イメージを気にしている感じがします。韓国ではもうイメージを気にするといったことはあまりないですね。ありのままをさらけ出しています。

アイドルグループが嫌いな人たちについてはどう思いますか?
特にコメントはありません。好きか嫌いかというのは彼らの自由です。ひとは皆それぞれの好みを持っています。私は自分のお金を使ってアイドルを追っかけています。彼らのお金を使っている訳ではありません。

アイドル好きになってから、面白い経験はありましたか?
あります。友達とJKT48劇場に行った時、ちょうど食事時だったのですが、同じレストランにJKT48メンバーがいたんです。友達は本当にヒステリックになっていましたね。ソニアとベビーを見た友人は一人で大騒ぎしていました。初めて生でメンバーを見たものですから。他には、(JKT48劇場がある)FXモールのトイレで用を足そうとした時にメンバーと会ったことがあって、何をしにトイレに入ったかを忘れてしまったこともあります(笑)。

少女時代とJKT48のファンの大半は男性です。マイノリティーのファンというのはどうですか?
実際には少数派のファンの方が良いくらいですよ。JKT48の場合も、男性ファンが多くいますが、私は女性ファンで良かったと思っています。より気を使ってもらえるような気がするからです。女性ファンはより優先されているのではないでしょうか。

JKT48は規則が厳しすぎる、あまりにも商業主義的だという意見もありますが、あなたはどう思いますか?
写真を撮ってはいけない、握手をしてはいけないというルール自体は別に悪い事ではないと思っています。それは彼女たちのプロモーションの一環だからです。皆さんご存知のように、インドネシアでCDやDVDを売り上げる事は難しいです。握手券がつくことで、CDの売り上げを伸ばすことができるのです。劇場でたった1日販売しただけで7千枚が売れたんですよ。素晴らしいことだし、海賊盤を減らすことにもつながりますしね。

あなたのようにアイドルが好きな人に一言お願いします。
前向きにいきましょう。行き過ぎた妄想はやめて、現実の世界とアイドルの世界を区別して下さい。アイドルのプライベートを邪魔するなんてことは止めましょうね。

2013年7月27日「Suara Merdeka」

【管理人コメント】
今回インタビューを受けたガニョンさん、中部ジャワのスマランからジャカルタのJKT48劇場へ何度も通っているようです(スマラン-ジャカルタ間は約500キロ)。ところで、インタビューを受けているガニョンさんが自身のブログに書いている握手会のレポートもなかなか面白いので、できたら今度紹介します。ブログを読む限り、ステラとはもうツーカーのようで、ちょっとうらやましいです(笑)。