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JKT48ガイダ(左)とナビラ(右)

およそ1か月にわたって続いたラマダン(断食月)も残すところ後わずか。インドネシアでは8月8日からレバラン(断食月明け大祭)と呼ばれるイスラム教徒にとっての最大の祝日が始まります。この時期(※)には毎年、休暇が始まる数日前からレバランを故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが始まり、インドネシア運輸省の発表によれば、昨年はなんとレバランに合わせた帰省者数が10日間でおよそ1130万人に達したそうです。レバランは日本で言うところの「お盆」と「正月」をまとめたようなビックイベントといえます。そんなインドネシアのレバランでは各家庭で一体どのような料理やお菓子が振る舞われているのでしょうか。以下に、関連するJKT48メンバーのインタビューをご紹介します。
※断食月の開始・終了日時はヒジュラ(イスラム)暦によって決定されるため、毎年11日ほど早まり、およそ33年で季節が一巡する。

ガイダ
「レバランでは、肉類をたくさん食べます。一番好きなのは青唐辛子を添えた牛肉のカレー煮込みです。でも、レバランになると私はいつもバンドンへ帰るので、ウレンをよく食べています。ウレンはもち米をつぶして焼いたバンドンの郷土料理です。それ全部をママが作ってくれます。でも、お祖母ちゃんの家に行くと、お祖母ちゃんもウレンを作ってくれるんです。エヘヘ。ところで、ナスタール(パイナップルクッキー)、クエ・ケジュ(チーズ菓子)、プトゥリ・サルジュ(上白糖をまぶしたクッキー)などのクッキー類も私は好きです。そして、食べ終わると、シロップの飲み物や発酵飲料を飲みます。う~ん、美味しいですよ!」

牛肉のカレー煮込み(左)とウレン(右)
1 daging sapi tongseng_min1 ulen_min

ナスタールとプトゥリ・サルジュ
1 nastar1 putri salju_min

ナビラ
「私が好きなのはナスタールやクエ・サルジュのようなレバランのお菓子です。あんなにたくさんのお菓子があるのはレバランの時だけなので。エヘヘ。お腹にたまる食べ物だと、クトゥパット(ちまき)とオポール・アヤム(鶏肉のココナッツミルク煮)が好きですね。時にはオポールの中に卵を入れたりします。お腹もいっぱいになって大満足です!それから、鶏のハツを入れたジャガイモのサンバル(チリソース)炒めもいいですね。これはみんなお祖母ちゃんとおばさんが作ってくれますが、私とママも手伝うことがありますよ」

クトゥパット
1 ketupat_min1 ketupat2

オポール・アヤムと、ジャガイモとハツのチリソース炒め
1 opor ayam1 sambal kentang goreng

クレオパトラ(2012年12月10日に卒業。現在は別の事務所に所属して芸能活動を行なう)
「私がレバランの時に楽しみにしている料理はオポール・アヤムです。レバランではクトゥパットと一緒にオポール・アヤムを楽しんでいます。料理上手のママが作ってくれたオポール・アヤムはもう本当に美味しいんですよ。ママはサテ・グロンタロもよく作ってくれます。すごく辛い調味料を使った肉の串焼きです。このサテ・グロンタロも好きですが、もっと好きなのはオポール・アヤムですね。エヘヘ。他に好きなのは、ナスタールです!どこかの家に行くたびに、ナスタールをつまんでしまいます」


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昨年の記事なので、なんだか懐かしい名前がありますね。ところで、レバランの料理に関して、「レバランのシンボル クトゥパット」(2012年8月16日付『じゃかるた新聞』)という記事を見つけました。この記事を読む限りでは、今回のインタビューでも代表的なところはそれなりに揃っているようです。