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インドネシア・コンパス(KOMPAS)紙にここ半年で掲載された日本・東アジア関連の社説をまとめました。これはこれから翻訳していく記事の目次のようなものです。インドネシアのネット掲示板紹介と合わせて、少しずつ訳出していければと考えていますので、気長にお付き合いいただければ幸いです。(印がすでに翻訳した記事)

「災害と国民性」(2011年3月18日)
(Bencana dan Karakter Bangsa)

「与党に返り咲いた自民党」(2012年12月18日)
(LDP Kembali Pimpin Jepang)

★「中日間の緊張(2013年8月29日)
(Ketegangan China-Jepang)

★「中国に面子をつぶされたフィリピン(2013年8月31日)
(Filipina Merasa Dipermalukan China)

★「フィリピンに求められる新たな対応(2013年9月4日)
(Filipina Perlu Cari Pendekatan Baru)

★「フィリピンと中国に求められる自制(2013年9月7日)
(Filipina-China Perlu Menahan Diri)

★「朝鮮半島統一はいまだ遠く(2013年10月3日)
(Penyatuan Dua Korea Masih Jauh)

★「日本首相の安堵すべき表明(2013年10月7日)
(Pernyataan PM Jepang Melegakan)

★「韓国大統領訪問の意味(2013年10月14日)
(Makna Lawatan Presiden Korsel)

★「安倍首相、憲法改正に再度言及(2013年10月17日)
(PM Abe Singgung Amandemen Lagi)

★「インドからの朗報と非報(2013年10月25日)
(Kabar Baik dan Buruk dari India)

「震災とともに生き方を学ぶ」(2013年10月28日)
(Belajar Hidup Bersama Bencana)

★「日本と中国の対立(2013年10月29日)
(Persaingan Jepang dan China)

「幻想を抱くと評された北朝鮮」(2013年11月6日)
(Korea Utara Dinilai Berilusi)

★「中国における新たな抵抗(2013年11月08日)
(Perlawanan Baru di China)

★「ウイグル、中国の課題(2013年11月19日)
(Uighur Tantangan bagi China)

★「中国は火遊びをやめよ(2013年11月30日)
(China Jangan Bermain Api)

★「バイデン米副大統領の日韓訪問(2013年12月6日)
(Biden Tenangkan Sekutu )

「中韓の防空識別圏拡大」(2013年12月10日)
(Saling Perkuat Zona Pertahanan Udara)

「中国月面探査船 嫦娥3号が月に到着」(2013年12月16日)
(China Daratkan Chang’e-3 di Bulan)

★「安倍信三首相の靖国参拝論争(2013年12月28日)
(Kontroversi Ziarah PM Shinzo Abe)

「中国の第2空母建設」(2014年1月21日)
(China Bangun Kapal Induk Kedua)

「日中に求められる自制」(2014年1月25日) 
(Jepang dan China Perlu Tahan Diri)

「南北朝鮮、互いの疑念拭えず」(2014年2月7日)
(Saling Curiga Dua Korea Tinggi)

「地域に緊張をもたらす中国」(2014年2月8日)
(China Picu Ketegangan di Kawasan)

★「日本と中国に接近するロシア」(2014年2月10日)
(Rusia Dekati Dua Kekuatan Asia)

「トヨタ自動車のオーストラリア撤退」(2014年2月12日)
(Toyota Akan Tinggalkan Australia)

「南京での歴史的会談」(2014年2月13日)
(Pertemuan Bersejarah Nanjing)

「人権問題で警告された北朝鮮」(2014年2月19日)
(Korut Diperingatkan soal HAM)

「中国とフィリピンに求められる対話」(2014年2月27日)
(China dan Manila Perlu Berdialog)

★「新疆ウイグル、中国政府の長年の懸案(2014年3月5日)
(Xinjiang, Masalah Lama Beijing)

「中国の封鎖に効果はない」(2014年3月14日)
(Blokade China Tak Akan Efektif) 

「再び世界の耳目を集める北朝鮮」(2014年3月25日)
(Lagi, Korut Curi Perhatian Dunia)

「中国の報復に立ち向かうフィリピン」(2014年4月4日)
(Filipina Siap Hadapi Balasan Beijing)

「和解を叫ぶ金正恩第1書記」(2014年1月6日)
(Kim Jong Un Serukan Rekonsiliasi)

「新幹線外交」(2014年4月15日)
(Diplomasi Kereta Supercepat)
 
「米中の重要合意」(2014年4月19日)
(Kesepakatan Penting AS-Tiongkok)
 
★「韓国フェリー事故、悲劇と皮肉(2014年4月21日)
(Petaka Feri Korsel, Tragedi dan Ironi)
 
★「中国による日本貨物船の差し押さえ(2014年4月23日)
(Tiongkok Sita Kapal Barang Jepang)
 
「アジア安全保障問題のセンシティビティ」(2014年4月25日)
(Sensitivitas Isu Keamanan Asia)

★「韓国首相の辞任(2014年4月29日)
(PM Korsel Mengundurkan Diri) 

★「ベトナムの反中デモは地域安定の障害に(2014年5月16日)
(Demo Vietnam Bisa Ganggu Kawasan)

★「アメリカ、中国の行動を批判(2014年6月2日)
(AS Kritik perilaku Tiongkok) 

「裁判を受け入れない中国」(2014年6月6日)
(Tiongkok Tak Mau Berpartisipasi)

「今も続く中越の緊張」(2014年6月20日)
(Tiongkok dan Vietnam Masih Tegang)

★「理解に苦しむ中国政府の対応(2014年6月27日)
(Sulit untuk Memahami Sikap Beijing)

★「日本の新たな軍事政策(2014年7月4日)
( Kebijakan Militer Baru Jepang) 

【なぜコンパス紙なのか?】
数あるインドネシア紙の中からなぜコンパスを選ぶのか。端的な理由としては、同紙がインドネシアで最も有名かつ影響力があるメディアのひとつであるという点が挙げられます。例えば、アジア経済研究所図書館ホームページでは「(コンパスは)インドネシアを代表するインドネシア語朝刊紙。事実に忠実で客観的な視点を重視した報道には定評がある」と紹介されています。

また、日経新聞に掲載されたコンパス紙編集長のインタビュー記事(2013年1月4日)では、「(コンパスは)インドネシアの有力インドネシア語紙で、同紙を軸とするメディア企業コンパス・グラメディアグループが発行。創刊は1965年。大手放送局や新聞社を政治家や有力企業家が保有することが多いインドネシアで、コンパスは数少ない独立系の全国紙として信頼を得ている」との記述が見られます。

※朝日、産経、日経、毎日、読売や共同、ロイター通信等の各メディアも、記事内でコンパスに言及する際は「インドネシアの有力メディア」と紹介しています。

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2013年10月16日付コンパス紙「特別インタビュー:APECはグローバル成長の原動力」

コンパスのインドネシアにおける影響力は、日本を含む各国大使および大使館が同紙に寄稿していることからも伺えます。最近では新疆ウイグル問題を論じた同紙の社説とコラムに中国大使館からの反論が掲載されています。また、安倍首相も(第1次安倍内閣時を含めて)これまでに折りに触れて同紙のインタビューに応じてきました。詳細は、「安倍首相:インドネシアは日本の真の友人」(2013年1月18日、写真下)、「特別インタビュー:APECはグローバル成長の原動力」(2013年10月16日、写真上)などを参照して下さい。

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2013年1月18日付コンパス紙「安倍首相:インドネシアは日本の真の友人」
(インドネシア語の全文はこちら) 

【管理人コメント】
念のため補足しておきます。このブログでは今後(主に日本・東アジアに関する)コンパス紙社説の翻訳を予定しています。これは同紙の意見が「正しい」と考えているからではなく、インドネシアを代表するメディアが日本(及び東アジア)に対してどのような論調であるかを「紹介する」ためのものです。「紹介」が主目的ではありますが、個々の記事に対する冷静な批判は当然あってしかるべきですので、インドネシアの新聞社による論説であるという点を踏まえた上で、皆さんからの忌憚のないコメントをお待ちしています。

また、これまでにコンパスの社説やコラムを翻訳した際に、同紙の「スタンス」に関するコメントが相当数寄せられていますが、新聞社の立場や主義・主張はひとつふたつの論説のみから判断できるものではありません。この点に関しては、上記でまとめたコンパス紙の社説を紹介する中で、皆さん自身に-できれば全ての社説訳を読んだ上で-判断して頂ければと思います。

冒頭で記した通り、上記でまとめた社説に関しては、インドネシアのネット掲示板紹介と合わせて、少しずつ訳出していければと考えていますので、気長にお付き合いいただければ幸いです。

なお、コンパス以外のメディアであっても、日本に関する論説が掲載されれば、当然できる範囲で紹介するつもりです。情報提供は常時大歓迎ですので、情報をお持ちの方はよろしければ下記の宛先までご連絡ください。コメント欄でも構いませんが、返信を希望される方はツイッターまでお願いします。


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