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2014年4月25日、韓国・青瓦台(大統領府)で開かれた米韓首脳会談。日本では北朝鮮問題とともに、オバマ大統領による日韓の懸案事項への言及が大きく報道されていますが、インドネシアのメディアは今回の首脳会談をどのように報道したのでしょうか。関連する記事をまとめました。

★日本メディアの報道★

「核実験阻止へ米韓連携」(2014年4月26日付『朝日新聞』朝刊1面)
(13面=慰安婦問題に言及) 
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「慰安婦問題 初めて言及-オバマ氏、米韓首脳会談で」(同13面)
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★主要紙電子版見出し★
  • 米韓首脳会談:日韓に関係改善要請…オバマ大統領(毎日)
  • 「米大統領『慰安婦』で対応を」 北朝鮮、核実験なら制裁」(日経)
  • 「『慰安婦は人権侵害』 米韓首脳会談 オバマ大統領言及」(産経)
  • 「慰安婦問題『甚だしい人権侵害』=北朝鮮核実験を容認せず-米韓首脳」(時事)
  • 「ソウルでオバマ氏、慰安婦は『ひどい人権侵害』」(読売)
  • 「オバマ氏、慰安婦問題で日本に行動を促す 『甚だしい人権侵害』」(北海道)
  • 「朴氏の主張に寄り添ったオバマ氏…慰安婦問題」(読売)
  • 「米韓首脳会談:米大統領『慰安婦、重大な人権侵害』 朴大統領に未来志向促す」(毎日)


★インドネシア現地報道まとめ★

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写真キャプション:4月25日金曜日、ソウルの韓国・ソウルの青瓦台(大統領府)の式典会場を後にする際、メディアに向かって手を振るオバマ大統領。この式典では朝鮮戦争時に米兵が持ち帰った9つの文化財が韓国の朴槿恵大統領(右)に返還された。

国際:制裁強化も検討
オバマ大統領の訪韓、北朝鮮の4回目核実験への脅威一色

コンパス(2014年4月26日)

ソウル、金曜日-アメリカのバラク・オバマ大統領と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は、同国の核実験の脅威に関連して、「さらに厳しい」制裁を検討すべき時期に来ているとの認識で一致した。

この見解は4月25日金曜日、韓国・ソウルの米韓首脳会談後に行なわれた朴氏との共同記者会見で、オバマ氏が明らかにした。

同会見で、朴氏は北朝鮮の四回目の核実験に言及し、実験の強行は、地域における核軍拡競争の引き金を引くだけだと述べた。

そして、これは同時に、今まで行なわれてきた核兵器に関する交渉努力を無にするものであるとした。

「北朝鮮は世界でも最も孤立した国家となった。同国指導者の政策に全国民が苦しんでいる」とオバマ氏は述べた。

オバマ氏はこの問題に一晩で解決する「特効薬」は存在しないとし、これまでよりも「さらに厳しい」制裁の検討も含め、関係諸国が北朝鮮を抑えるための新たな方法を模索していくことが重要であるとの見解を示した。

一方で、朴氏は北朝鮮による4回目の核実験は、地域における安全保障秩序に対する「根本的な変化」を生じさせるだけだとした。この変化は同時に、地域内で北朝鮮の核能力とバランスをとるための動きが生じるなど、核軍拡競争の引き金を引くことにつながる。

すでに知られているように、北朝鮮は2009年に、同国の非核化交渉の場であった六者協議(Six Party Talks)からの離脱を表明している。

実際には、当時行われた会合では、北朝鮮の核計画放棄の代償として、同国に対して経済援助を行なうことで全参加国が合意していた。

核実験の準備

アメリカ政府は公式声明で、このところ北朝鮮の核実験場での動きが活発化していると発表した。これは今週にかけて撮影された衛星画像から判明した。

米ジョンズ・ホプキンス大学米韓研究所と同研究所が運営する北朝鮮専門ウェブサイト「38ノース」など、複数の北朝鮮専門家が行なった衛星によるモニタリングから、北朝鮮北東部豊渓里(プンゲリ)付近で、車両や資材搬入の動きが活発化しているという。

活動の活発化は、特に2つの核実験場トンネルに進む入口付近で確認されている。また、軍事および指揮車両も複数確認されており、これら車両は核実験場と他の施設を移動している。

「38ノース」の分析結果によると、準備活動は普通、核実験開始の2、3日前から次第にピークを迎えるという。これは昨年2月、北朝鮮が行なった3回目の核実験で見られたものだ。

朴氏は、北朝鮮は4回目の核実験を行なう「準備はすでに完了」していると発表した。「現状は非常に緊張している」と同氏は語った。

北朝鮮が保有する弾道間ミサイルおよび核技術はこれまでに、東アジアにおけるアメリカの同盟国、すなわち韓国と日本に対する直接的な脅威として知られている。

Kompas, Sabtu, 26 April 2014
Internasional : Perlu Sanksi Lebih Keras


※アンタラ通信:インドネシアの国営通信社
オバマ大統領:北朝鮮、脅威で得るものはない
アンタラ通信(2014年4月25日金曜日)

ソウル(アンタラ・ニュース)-オバマ大統領は金曜日、脅威を生み出すことで北朝鮮が得る利益は何もないと語り、同国が4回目の核実験を強行すれば、「より厳しい」制裁を科すと警告した。

(中略)

オバマ氏は北朝鮮を再び国際舞台の場へ引き戻す「特効薬」はないと認める一方、アジアの主要同盟国である日本と韓国が一丸となって、「無責任」かつ挑発的な北朝鮮の行動に対処することが重要であると強調した。

(後略)

※日韓への言及は上記の部分のみでした。

Antara, Jumat, 25 April 2014

以下は、米韓首脳会談に関するインドネシア各主要メディアの電子版見出しです。内容は全て北朝鮮問題に関するもので、日韓の懸案事項に言及したメディアは-現時点で確認した範囲では-見当たりませんでした。

「韓国を擁護、オバマ大統領が北朝鮮に警告」(Republika
(Bela Korsel, Obama Ancam Korut)

「米韓首脳、北朝鮮核問題を協議」(Pikiran Rakyat
(Obama dan Park Geun-hye Bicarakan Nuklir Pyongyang)

「オバマ大統領:北朝鮮からの脅威には何の意味もない」(Detik
(Obama: Ancaman dari Korea Utara Tidak Berarti Apa-apa)

「オバマ大統領、核の脅威に対して北朝鮮へ警告」(Jakarta Post
(Obama warns NKorea against nuclear threats)

「オバマ大統領、北朝鮮を警戒」(The Wall Street Journal Indonesia
(Obama Waspadai Korea Utara)

「オバマ大統領訪韓、北朝鮮がアメリカ人観光客拘束を発表」(Liputan6
(Obama ke Korsel, Korut Umumkan Penangkapan Turis AS)

「米大統領、ロシアのウクライナ進入時に広範な制裁」(Suara Pembaruan
(Obama Siapkan Sanksi Luas Jika Rusia Masuki Ukraina)
※26日の記事。米韓首脳会談関連は電子版には見当たらず。


【管理人コメント】
先日行われた米韓首脳会談に関して、日韓の懸案事項を強調する日本メディアと、北朝鮮問題に焦点を絞るインドネシア・メディアとの対比が目立った結果となりました。

ただし、インドネシアの報道に関しては、主に電子版に目を通しただけなので、実際の紙面ではまた違う内容が掲載されている可能性もあります。情報をお持ちの方は、よろしければ、記事のコメント欄もしくは下記の宛先までご連絡を頂けると嬉しいです。返信を希望される方はツイッターまでお願いします。

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